ちみを、のせて ビヨンド
ドーラ一家との冒険を終えて、二人は海辺の町に降り立った。
シータは、故郷の墓参りに帰った。
雪が降り積もる、一年の半分は花が氷に埋もれる地が、彼女の生まれ育った町だ。
それから二人は、一度も逢っていない。
なぜなら、そんなことはどうでもいいのだから。
時間にすれば、たった四日間。
それが、シータとパズーの二人の時間。
命を削るようなハラハラどきどき、一秒先も答えがわからないような濃密な時間。
それらを、共に過ごせたんだ。
何ももう、言うことはあるまい。
さあ、出かけよう。
それぞれの旅路へ。
パズーは、海の見える土地に降りた。
そこで、地元のパブリックスクールで世界史の教師となる。
子供たちに愛される、熱血教師であった。
四大文明や大航海時代、そして近代の政治経済、10代の若者を相手に教鞭をふるう。
しかしいつの日か、限界を感じる。
「これで本当に、世界は善くなるのだろうか?」
いつの日か彼は、大人と子供が共に育つ、「共育」を目的として会社を設立。
200年後の地球も美しくと願い、地球医学を世界に広めたいと願う。
でもそれは、まだ儚い、まだ見ぬ世界への、遠い遠い、お話…。
※森本レオ風。
https://youtu.be/SEtbAEjanWo
.
シータは、故郷の墓参りに帰った。
雪が降り積もる、一年の半分は花が氷に埋もれる地が、彼女の生まれ育った町だ。
それから二人は、一度も逢っていない。
なぜなら、そんなことはどうでもいいのだから。
時間にすれば、たった四日間。
それが、シータとパズーの二人の時間。
命を削るようなハラハラどきどき、一秒先も答えがわからないような濃密な時間。
それらを、共に過ごせたんだ。
何ももう、言うことはあるまい。
さあ、出かけよう。
それぞれの旅路へ。
パズーは、海の見える土地に降りた。
そこで、地元のパブリックスクールで世界史の教師となる。
子供たちに愛される、熱血教師であった。
四大文明や大航海時代、そして近代の政治経済、10代の若者を相手に教鞭をふるう。
しかしいつの日か、限界を感じる。
「これで本当に、世界は善くなるのだろうか?」
いつの日か彼は、大人と子供が共に育つ、「共育」を目的として会社を設立。
200年後の地球も美しくと願い、地球医学を世界に広めたいと願う。
でもそれは、まだ儚い、まだ見ぬ世界への、遠い遠い、お話…。
※森本レオ風。
https://youtu.be/SEtbAEjanWo
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