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善光寺ツアー(第二陣)

善光寺ツアー(第二陣)
御開帳で話題を集めている長野県の善光寺とは、いったいどのようなお寺なのでしょうか?
それは、「一光三尊如来像」が祭られている、あらゆる宗派に属さないお寺です。
そのため、宗教を選ばずに受け入れるので、世界中から人が訪れます。
「一生に一度は、善光寺詣り」と、古くから言われるように、万人が訪れます。
なかでも、神社仏閣は女人禁制と言われていた江戸時代では、「女人救済のお寺」とも言われていました。

一光三尊阿弥陀如来とは、阿弥陀如来そのものの御力に溢れた、命の宿っている仏像です。
2500年前のインドのビシャリ国には、ガッカイ長者という者がいました。
当時、疫病が蔓延した際に、娘のルリ姫の病を治すため、お釈迦様からの教えにより、ガッカイ長者は一心に阿弥陀如来にお祈りをしました。
そうして降臨した阿弥陀如来の光によって、ルリ姫の病と国の疫病が消えました。
その際に、阿弥陀如来自らの御力を乗り移らせたのが「一光三尊阿弥陀如来像」です。
それはまさに、「魂の癒し」のための像です。
魂の癒しとは、病を癒し、命を救うこと。
亡くなった際に極楽浄土へ導いてくれるということ。
そして、もうすでに亡くなっているご先祖さまや水子らの御供養をしてくれるということです。

それが時を経て、インドのガッカイ長者から、百済の聖明王へ、そして日本の本田善光へと、縁によって結ばれてきました。
その後に、本田善光の故郷である「長野県」に、一光阿弥陀如来像が祭られるようになりました。

それから1500年間、阿弥陀如来像は「庶民救済」「女人救済」「先祖供養」「魂の救い」をテーマに、多くの人々に御光を与えてきました。
この如来像は、絶対秘仏と呼ばれており、基本的には人々の前に姿を見せません。
しかし、7年に一度だけ、そのレプリカが公衆の面前に現れるのが「御開帳」です。

そして、阿弥陀如来の右手に結ばれた「善の綱」は、境内の「迎光柱」へとつながっています。
この迎光柱に触れるということは、「阿弥陀如来と指切りげんまん」の意味があるということです。