地球の哀しみ

地球の哀しみ

地球の声に耳を傾けてみます。
聞こえてくるのは、哀しさや寂しさです。
僕はこれまで、地球は大きな度量で、すべてを飲み込んでいる、大きくて強い存在だと思っていました。
でも、そうでもありません。
身体が大きかったり力が強い人でも、心が繊細であるように、地球もとても繊細な少年のような感受性の持ち主です。
一本の煙突から出る煙、家庭排水や工場排水、ポイ捨てのごみや吐かれるつば、それら一つ一つに、地球は哀しみの声を出している。

それを知った時、人は生き方が変わるはずです。
地球は無言でも、メッセージを送っています。
まるで、幼い子供が心の声を無言のメッセージにして送り届けるように。
僕も、特に生き方と仕事への向き合い方が変わりました。

地球は、哀しんでいます。
悲しみと、哀しみは少し違います。
悲しみは、心に非ず、自分自身のことを悲しむことです。
哀しみは、母が子を抱く形の字であり、相手のことを哀しむことです。

地球を哀しませたくないから、仕事も生き方も、大切にしたいですね。
地球は、環境汚染を哀しみます。
戦争や公害を哀しみます。
人の心の裏を哀しみます。
愚痴や争いや裏切りを哀しみます。
一人一人の行いや心の在り方で、地球の心も変わります。

地球は、愛ある行為を喜びます。
地球は、美しい水や自然を喜びます。
地球は、親孝行を喜びます。
地球は、誠実な思いやりを喜びます。
地球は、どんなささいなことでも、繊細に見つめています。

今日も、あなたの最善を願っています。
今日も、この星の最善を祈っています。












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