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象のお腹

象のお腹
象は死を悟ると、群れから離れ、一人死ぬ場所を探す旅に出るという。
死という字は、「一りタヒ」と書くように、一人旅を意味するという。

アフリカ象は死ぬと、そのムクロにあった果実の種子が土にもぐり、
やがて芽吹き、自身の死体を栄養分にして大きな樹となります。
そして、森が生まれる。
そこでまた、数々の生命が暮らし始める。
それが、「永遠の命」です。

昔、「生き様」という言葉はありませんでした。
「死に様」という言葉だけあったようです。
いかに死ぬか、そこで何を残せるのか、それこそが人生の価値だったと言います。

いつか死ぬのなら、美しいものを残したいですね。
だからこそ、美しい生き方をしたいですね。

三月になりました。
あなたのささやかな夢を、叶えることに役立てる自分でありたいと思います。





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