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心をくすぐる好きな③「道化師のソネット」

心をくすぐる好きな③「道化師のソネット」
久しぶりに深夜、自宅でブラウン管を覗きました。
鈴木雅之さんが、「ランナウェイ」と同日に発売された、さだまさしさんの「道化師のソネット」を歌っていました。
様式も情感も全く違う二曲、きっとお互いは認め合っていたのだと思います。
この曲が世に出たのは、1980年1月のことですから、もう33年近く前のことです。
今聞いても色あせない、新鮮でいて懐かしさがこみ上げます。

♪「笑ってよ君のために。
笑ってよ僕のために。

僕達は小さな舟に、哀しみという荷物を積んで、
時の流れを下ってゆく 舟人たちのようだね。

僕等は別々の山を、それぞれの高さ目指して、
息もつがずに登ってゆく 山びと達のようだね。

君のその小さな手には、持ちきれない程の哀しみを、
せめて笑顔が救うのなら、僕は道化師(ピエロ)になれるよ。

いつか真実に、笑いながら話せる日が来るから。

笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために。
笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために。



あなたは、最近いつ笑いましたか?
それは、誰と一緒に笑いましたか?

今振り返れば、僕は子供の頃、ピエロになりたかったんです。
いつも笑って、哀しみを忘れさせる魔法使いに。

「ソネット」とは、イタリア語で「小さな歌」という意味です。
ピエロは何も語らないでも、喜劇を踊ってそっと歌と涙を届けます。

笑うことは、誰かの心を潤すことができます。
ピエロは、美しい。
ピエロの化粧には、涙の雫が描かれています。
泣くことは、笑うことと同じです。

誰かと一緒に泣くことは、誰かと一緒に笑うことと同じです。
誰かと一緒に笑うことは、誰かと一緒に泣くことと同じです。







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