執着とホトケ

「ほとけ」の語源は、「ほどける」と言います。
執着の輪からほどけるということです。
または、「ほっとけ」とも言われ、執着しないこと、気にしないことを物語っています。

シンプルに生きれば生きるほど、本当の答えが見えやすくなります。
それは、新たな苦を生むことでもあります。
例えば、人のコトバの裏にある真意を知ることが、必ずしもプラスになるとは限りません。
知らないほうが良いことは、星の数ほどあります。

だからこそ、人類は執着というツールを手に入れたのかも知れません。
悩みや葛藤、様々な苦は、人が人として生きる際に、多くの成長や気付きを得るためのイベントかも知れません。
そこで感じるからこそ、人と共感する能力が高まります。
悩みも葛藤も、様々な苦も、目を背けることなく歓迎しましょう。
その先に見える景色は、あなたが観える、あなたが描ける、最上の芸術品です。

ホトケとして生きることも素晴らしい。
人として、人間らしく生きることも素晴らしい。
みっともないほどに、人間らしく生きてみましょう。

ＰＳ
あなたの人間らしさは、神様も憧れるほど。
みっともなくて、美しい。







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