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野辺地の夜に出逢った刑事さん

青森県野辺地にある旅館に泊まりました。

旅館は、風情があって良いですね。
畳の匂い、窓の隙間から入る秋の夜風。
薄い壁を越えて聞こえる、隣の家族の笑い声。
懐かしい気持ちにさせていただきました。

近くの居酒屋で、カウンターで隣に座ったのは、青森県警の刑事さんでした。
息があって、2時間くらい語らいあっていました。
「人生は一度しかない。だから想いっきり生きたい。」
「私の夢は、一人一人が安心して暮らせる社会。そのために、犯罪を無くしていくこと」
「仕事をしていると、一人で泣きたい夜もありますよね」
「法律よりも、優しさの方が大切です。優しさを守るためには、法律は前提でしかない」

50歳のその刑事さんは、昔ながらの日本男児のような方で、熱血に人を想い、国を想い、生きています。

僕も、そんな生き方に憧れてしまします。
不器用でも、たった一度の人生を
「想いっきり生きました」と、最後に笑えれば男冥利に尽きますね。

青森の秋の風は、少し肌寒くて気持ち良かったです。
あなたの町も、今日も空から祝福の光に包まれています。