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残した言葉は

残した言葉は
「死は人生の終末ではない。生涯の完成である。」
(マルティン・ルター)


2011年10月5日、スティーブジョブズ氏死去というニュースが、世界中を駆け巡りました。
享年56歳。
あまりにも早すぎた死への旅は、惜しむことはできても、時間を取り戻すことは誰にもできません。

ジョブズ氏は、アップル社を株式総額で世界一という、歴史的企業にまで育て上げた現代の天才です。
同企業は、最高時は総額で約30兆円という、一国を買えるだけの資産を抱えていました。

彼が創り上げたもの。
その発想、デザイン、生き様、そのすべてが、多くの人々の心をとらえて離しません。
彼は、なぜそこまで意欲的に、独自の世界を創りだすことができたのでしょうか?

彼が生前に、死と生きることについて、語った言葉です。

「自分がもうすぐ死ぬということを自覚しておくことは、
これまで私が出会ってきた中で、
人生で大きな決断を下す手助けになる最も重要な道具だ。

なぜなら、ほぼすべてのこと、すべての外部からの期待、あらゆるプライド、恥や失敗に対するいかなる恐れも、死の恐怖を前にすれば消え去り、
本当に重要なものだけが残るからだ。

いつか死ぬということを覚えておくのは、
自分が知る限り、何かを失うと考えてしまう落とし穴を避ける最善の方法だ。
あなたはすでに裸だ。

自分の心に従わない理由はない。

時間は限られているのだから、ほかの誰かの人生を生きることでそれを無駄にしてはいけない。
他人の考えの結果に従って生きるというドグマにはまってはいけない。

自分の内なる声を他人の意見でかき消されないようにしよう。」

(2005年 スタンフォード大学での学位授与式で)


彼は、気付いていたのでしょう。
「自分の人生にはやがて終わりが来る」という、シンプルなことを。

それを知った者は、今この瞬間を大切にできます。
そして、すべてを成し遂げるエネルギーを得ます。
勇気です。

彼の残したものは、永遠に人々の心に残り、彼は人々の心の中で生き続けることでしょう。

ご冥福をお祈り申し上げます。