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『キン肉マン』正義の味方のつくり方③~いつか、4歳の晴斗くんに話したいこと~

『キン肉マン』正義の味方のつくり方③~いつか、4歳の晴斗くんに話したいこと~
「屁のツッパリはいらんですよ」

「おおう、言葉の意味はよくわからんが、とにかくすごい自信だ」

これは、キン肉マンとそのファンの与作さんとのやり取りです。
キン肉マンは正義の味方でありながら、当時を彩ったウルトラマンや仮面ライダーとは違い、3枚目を張り続けたヒーローでした。
普段は、誰よりもドジで泥臭い、弱虫のキン肉マン。
でも、誰かが困っているときや、仲間に何かがあった時には、とっても頼れるキン肉マン。
これって、真実だと想うんです。
普段の生き方が50点とか平均点以下でも、大切な時には100点満点をとれるのが、男の中の男だって想い、そういうのに憧れます。

キン肉マンは、もともとキンニク星の王子という由緒ある家柄に生まれながら、本人はそういうことを知らずに、下町の掘っ立て小屋で育ちました。
付き人のミート君は、彼を立派な王子に育てようとするのですが、ある時点から気付き始めます。
それは、キン肉マンは本当は誰よりも「王の格」を持っているということでした。
本当の王の格とは、ブランドや着の身恰好ではない、愛と勇気を持っているかということでした。
そんな彼に、いつの間にか人が集まってきます。
かつてはライバルだった超人たち、殺しあった者さえいます。
皆、キン肉マンと共に生きることを望むようになるのです。
それこそが、国や文明が滅んでも失わない、永遠の財産です。


キン肉マンは、名言がたくさんあります。
その言葉の一つ一つに、11歳の僕は勇気をもらい続けました。
僕だけじゃない、80年代の少年はみんな、どこかで彼の影響を受けていたと想います。
「バカなことをするのも、これでなかなか難しいのだ。私は人を楽しませるのは、天才的なエンタティナーなのだ。」
「ああ、心に愛が無ければ、スーパーヒーローじゃないんだ。」

そんな彼の、最も印象的な言葉が、
「ネバーギブアップ」です。
決して、あきらめない。
どんな困難になっても、もう息が絶えそうになっても、痛みや恐怖や悲しみで押し潰されそうな時も、
キン肉マンは「ネバーギブアップ」を通しました。


今、僕は大人になって、仕事や生き方の中で、困難に立ち向かうときもあります。
そんな時に僕が唱える魔法の言葉は
「ネバーギブアップ」
決して、あきらめない。


ワインの利き士に話を聞くと、ワインのブランドを言い当てるためには、「基準ワイン」というものがあるそうです。
そのものを基準として、それから上か下か、味に深みはあるかないか、そう言うことを読み取るようです。
人生も同じです。

基準になる人があると、それを基準として人やものごとを見ることができます。
僕にとって、それは正義の味方達です。
今でも、ものごとを判断するときの基準は、あのヒーローだったら、どういう判断をするだろうか・・
です。


いつか、あなたが何かを判断する時が来て、その基準に困ったら、胸に手を当ててみてください。
「心に、愛が無ければスーパーヒーローじゃないのさ」

もしも、困難にぶつかったときは、つぶやいてみてください。
「ネバーギブアップ」

自分を奮い立たせ、勇気を湧かせるときは、当然あの言葉を。
「屁のツッパリは、いらんですよ」


おやすみなさい。
明日からまた、東北と関東を4日間の旅です。
おならのツッパリは、いりません。
がんばります。


PS
いつか大人になる君へ。
カッコいいって、カッコわるいこと。
カッコわるいって、カッコいいってことさ。








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