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夢の中

夢の中
松山千春が語っていました。

「俺は雑誌のインタビューはほとんど受けたことがない。
だって、そこでは夢を聞かれてしまうから。

俺は、夢を聞かれても話せないんだって。

北海道の貧しい町で生まれ、半年雪の中で、真冬になればマイナス30度になって足が埋もれるんだぞ。
父さん母さん、一生懸命頑張ったけど貧乏だよ。
三度の飯にあたることがない時もあった…

そんな男がだぞ、ギター持って語ってるんだぞ。
全国を回っているんだぞ。
これが、夢じゃなかったら何だって言うんだ!!

だから俺は言うんだよ。
夢はないって。
俺は、この大地に産声を上げた時から、夢は始まっているんだって!!

お前らだって、そうなんだって!
夢なんだって!!
生きていることは、夢そのものなんだって!!

だとしたら…
今夜は、最高の夢だよな。」

この世に生を受けた時から、私たちの夢は始まっています。
人の正体とは、夢そのものかもしれません。

夢が、ネクタイを締めて電車に乗って会社へ行く。
夢が、口紅をしてスカートをはいて出かける。
夢が、エプロンをして愛する人の食卓を飾っている。
夢が、夜空を見上げて星に祈っている。
夢が、石ころを蹴飛ばし夕日に泣いている。
夢が、油にまみれて黙り込んでいる。
夢が、仕事をほっぽらかし頬杖ついている。

人は夢そのものだとしたら、夢を叶えられない人はいません。

人と人が出逢うということは、
夢と夢が出逢うということです。

PS
こんばんは、夢さん。
おやすみなさい。
良い夢を。