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いつか大人になる君へ「勉強するということ」

いつか大人になる君へ「勉強するということ」
今日から、不定期シリーズ「いつか大人になる君へ」を書かせていただきたいと想います。
人間は、9歳頃から自我が確立してくるとも言われています。

今思えば、僕は本質的には3歳から変わっていないようにも思いますが、
小学校3年生くらいから、自分は「大人」だと意識していたようです。
人生について、友について、生きるということについて、いつも考えていたし、仲間と語り合うこともありました。
もしも、今の自分があの頃の小澤頼仁と話せるなら、僕は精いっぱいの熱意と経験を通して、お伝えしたいことがあります。

「いつか大人になる君へ」
これは、これから大人になって行く子供たちへのお節介と、僕が僕に話したい強がりと、200年後の地球を生きる君へのメッセージです。
今日もグッドラック☆
ずっとラック☆

第1話
「勉強するということ」

君はいつも悩んでいるね。
何で勉強しなくちゃいけないの?
机に向かって勉強するくらいだったら、砂場でお友達とトンネルを造っている方が、いっぱい学べることがあるはずだよ!ってさ。
君が言うことはいつも正しい。
確かに、誰かも言っていたけど、人生で大切なことは全て公園の砂場で学べるはずさ。

でもね、同じ様に、机に向わなければ気付けないこともあるんだよ。
そこで気付くことは、人生のほとんどの場面では役に立たないかもしれない。
そんなことをするくらいなら、どんな石がよく回るかとか、どうやったら輪ゴムを向こうまで飛ばせるかとか、
そういうことを考える方が、人生ではよっぽど役に立つはずだよ。
ちょうど、エジソンが小学校を中退して、自分の部屋の遊びの中で発明を繰り返していた様にね。

それでも僕は、机に向かって勉強することを進めるよ。
退屈な先生の話や、つまらない教科書を読むことを進める。
君が大切だからこそ、君に進めるよ。
人は、大切な人にこそ、大切な物を教えたくなるだろう?
ママが、テレビで美味しい料理の造り方を見つけたら、早速今夜の食卓に上がっているみたいにね。

僕は、退屈な先生の話も、つまらない教科書も、とても大切だと想っているんだよ。
なぜなら、そこには「命」があるから。
命っていうのは、「生きている」っていうことだよ。
その先生は、何十年かの人生という歴史の中で、「生きている」んだよ。
その教科書は、何百年という先人たちの生きた証が詰まっているんだよ。
これは、スゴイことなんだ。

例えば、君はお父さんとお母さんから生まれたよね。
お父さんもお母さんも、完璧じゃないから、当然君にとって許せないことも、認めれないこともあるはずだし、
これから大人になるにつれてもっと、増えてくる筈だよ。

でもね、それを許せる方法が一つだけあるの。
お父さんも、お母さんも、君と同じ様に少年だったんだ。
少年として、悩み、努力をし、時にはバカもして、大人になりきれないこともあり、
そんな中で2人は出逢い、恋に落ちて、結ばれて、君は生まれたんだ。
君が生まれた時、きっと、世界がひっくり返るくらいに2人とも喜んだかもしれない!
「神様、尊い命をありがとう!」
「世界は何て美しいんだ!」
ってね。

それは、お父さんにも、お母さんにも、歴史があるということだよ。
それを知ると、完璧じゃなくても、理不尽であっても、大人を許せるようにならないかい?
その歴史は、君そのものの歴史でもあるんだ。

僕らが、学ぶということは、先人たちの命を背負っていくということなんだよ。
今この瞬間の人類の歴史にたどり着くまでの、物語を請け負い、紡いでいくということなんだ。
人はね、学ぶほどに謙虚になれる生き物だよ。
人はね、学ぶほどに優しくなれる生き物さ。
学ぶほどに、美しくなる生き物、それが人間なんだ。

学ぶ方法は、一つじゃないよ。
学校でなくても良いんだよ。
教科書でなくても良いんだよ。
きっとね、今の目の間にあるものを、一生懸命に取り組んでみよう。
その中で、学び続けることの中に、きっと答えがあるはずさ。

本当を言うとね、僕もほとんど先生の話を聞かなかったし、教科書なんて読まなかったんだ。
でもさ、申し訳ない気持ちでいっぱいになった時から、たくさん聞くようにも読むようにもなったんだよ。
それからは、取り返すかのように、いっぱい勉強したよ。
今では、つまらない学びの中の、楽しさをいっぱい知ってる。

もしかしたら、学ぶということは、つまらない人生の中で宝物を見つけるということ。
それは、本当の「遊び」ということなんだ。
勉強という成長を通して、人生を遊ぼう。


PS.
未だに僕は、パズーに似てるって言われるよ。

冒険の中で学ぼう。
学びの中で冒険をしよう。