心の感度

心の感度。
それは、喜びも哀しみも、繊細に感じる能力です。
１の出来事を100にかんじる人もいれば、100の出来事を１にしか感じない人もいます。
大きく感じる人ほど、痛みも深い代わりに、幸せも大きくなります。
あなたが傷つきやすいのは、「優しいから」です。
あなたが人のことで心を痛めてしまうのは「優しいから」です。
「優しい」の語源は「痩せる想い」です。
人のことを、１つのことを、痩せるくらいに想い遣ってしまう才能なのです。

そんなに自分を責めないで下さいね。
人は皆、弱くみっともなくて、どうしようもないんですから。
だからこそ、優しくなれるんじゃないですか。
御釈迦様が、「戒律」を作った理由を聞いたことがあります。
「戒律」は誰もが守ることが難しい。
お釈迦様だって、なかなかいつも全てを守れなかったそうです。
そんな自分を反省して、自分も他人も許す気持ちを養うために、
「ああ、やっぱり守れない。自分はどうしようもないな。
精進しなけりゃなあ。」
そんな謙虚な自分になるために、「戒律」はあるそうですよ。

心の感度は、傷つきやすくても、人に優しくなれる才能です。
幸せとは、喜びも哀しみも、痛みも、分かち合えることです。
「また失敗しちゃったね。」
笑えたらステキですね。
人と人が出逢うということは、心の感度が響きあうことです。
ＰＳ．
あなたの痛み、半分分けて下さい。