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雲の上で散歩

雲の上で散歩
子どもの頃、宮崎駿作品の「天空の城ラピュタ」が大好きでした。
僕らは「ラピュタごっこ」をして、丘を走って雲の上に飛び乗ろうとして。
大きな白い雲は、いっぱいの秘密を持って、僕らちびっ子ギャングに勝負を挑んでいるようでした。
雲の上には宝物があって、いつかそこを散歩したい。
それが小さな夢の一つでした。

『胎内記憶』の池川朗先生の話です。
産婦人科医の彼が、言葉を覚えたての子に話しかけていきます。
すると中には、生まれる前の記憶を持つ子供がいると言います。
その話では、
人は生まれる前、雲の上からお母さんとお父さんを見ているようです。

「お母さんが、世界で一番優しいと想ったから、雲の上から降りてきたの。」
「僕が来れば、お母さんが哀しくならないと想ったの。」
「人に役に立ちたくて、地上に降りてきたの。」
「怖かったけど、神様が大丈夫って言ってくれたの。」

子供たちは、雲の上にいた頃を語ります。
人は皆自分の意思で、親を選び、環境を選び、自分自身を選び、世界に降りてきます。
人は生まれながらにして、夢は叶っています。
PS.
またゆっくり話しましょう。
例えば、雲の上で散歩しながらとか。