本当の夢

『本当の夢』

ある登山家がいました。彼の目標は世界一の山に登ることでした。
彼は全てを犠牲にして、その目標のためにがんばっていました。

努力の結果、彼はついに目標の山の頂上まで、あと少しのところに到達して、翌朝の登頂のためにテントを張って寝ていました。

しかし、その夜から急に天候が悪化してしまいます。

吹雪でテントに何日も足止めされて、食糧や燃料が尽きたとき、
彼は
「もう、無事にもどることはできない」
と覚悟を決めました。

死を覚悟したとき、彼は暗闇の中で家族の笑顔を一人一人、思い出しました。

最近、おしゃれに興味を持ちはじめた小学校1年生の娘のことや家に帰ると真っ先に、
「パパ、お帰りなさい」
と言いながら玄関に走ってくる幼稚園の息子のこと、

「本当は危険なことはして欲しくないけれども、あなたの夢を奪うわけにはいけないから・・・」
と、心配してくれた妻のことを思い出しながら、意識を失ってしまいました。

意識を失ってしばらくたった後、彼は別の登山家によって奇跡的に救助されました。

助かった彼は友人に、
「もう少しでしたね。次は目標に向かってがんばってください」
と言われると、

「世界一の山に登ることよりも大切な目標に気がついたよ。
本当の目標はもっと身近にあった。
家族を幸せにすることだった」

と答えました。

必死に何かを目指していると、周りのことが何も見えなくなります。
本当に大切な目標が何かを考えることが必要だと思います。
〜〜〜〜〜
一人で叶えられる大きな夢はありません。
そんなことに気付かされることは、幸せなことですね。

もしかしたら、【病気】や【事故】や、
ここでいう【遭難】さえも、それを気付かせるてめのメッセージだったのでしょう。
そうなんです。

今日もグッドラックです☆
あなた様のお蔭様です。

ＰＳ．
山を昇りに行きましょう。
そこで一緒に景色を見ましょう。
本当はただ、
おにぎりを一緒に食べたいだけなんです。

山登りはその口実です‥