豊かさ

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を顕す。
奢れる人も久しからず、只春の夜の夢の如し。
猛き者も終には亡ぬ、偏に風の前の塵に同じ。」
平家物語の言葉です。
時代の権力を握った平家の、落ちぶれていく様を表した詩です。
満ちた月は、必ず欠けていくように‥豊かさもいずれは消え去ります。
これは、世界の法則そのものです。
でも、世界が１００回変わっても変わらない、普遍的な豊かさもあります。
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本当の豊かさって何でしょうか？
それは、地位でも名誉でもなく、もちろんお金でも無い。
今ここにある「豊かさ」があります。
野に咲く花の美しさ。
一杯の水の美味しさ。
目が見えること。
この風景の美しさ。
息が吸えること。
あなたがいること。
私がいること。
１つ１つの豊かさに気付いてみると、すでに満たされていることに気付きます。
幸せは、成るものでも、築くものでもなく、「気付く」ものです。
何も手にしていなくても、「今この瞬間の幸せ」に気付く人が、本当に豊かな人です。
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夢を叶えることよりも、普通の生活の中に夢を見るあなたに僕は憧れます。
あなたが歩いていると、見慣れた道が、夢のように楽しくなります。
ＰＳ．
夢で逢えたら‥って？
あなたが生きているこの世界は、素晴らしい夢そのものです。