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『プレゼント』大野勝彦☆

『プレゼント』大野勝彦☆
『神さま、誕生日のプレゼントに一日だけ両手を返してくれませんか。この事故で心配をかけた人、辛い思いをさせた人の手を、心を込めて握りたいのです。
そのぬくもりを、大切に心の中にしまっていたいのです。
子供達の手をいつ握ったろうか思い出せない。
一日両手をつけてもらったら、しっかり握りしめて、父親の手のぬくもりを教えたい。そして子供達の手の感触を、もう一度だけ覚えさせてください。
先祖の仏壇に心の中だけではなくて、生きていますと手を合わせたいのです。』
これは、事故で両手を失った詩人、大野勝彦さんの神さまへの手紙です。
3年前の冬、サラリーマンだった頃僕は、出張で定期的に熊本に行っていました。大野さんの展示会があり、そこで初めて詩を眼にした時、涙が止めどなく溢れたことを覚えています。
心の器が小さいので、すぐに溢れてしまうんです。
『あの辛かった出来事も、涙を流していた日々も、今ではすべてが感謝の思い出。』
確か、こんな感じの詩でした。本当にそう想います。
きっと今日も、振り返れば掛け替えのない「人生の名場面」の瞬間なんですね☆
PS.
この瞬間、今、ここにあるすべてのものが、気付けばとても感謝に溢れています。
気付かせて下さった、あなたとあなたの大切な人が今日も幸せでありますように☆
「Always Love Be」☆