聖策３

最近、少し政治についても語らせていただいております。
今回は、「食糧自給率」と「農作物の輸入」についてです。

日本の農業は、緩やかな下降線を辿っています。
このままでは自給率はますます下がり、やがては他国からの食糧政策による支配、「食民地」となってしまっても仕方がないことでしょう。
何より、安い人件費と広大な大地を持つ他国に、農業で打ち勝つことは難しいでしょう。
安い物を買う人間がいるので、他国からの安い食糧が受け入れられるのは必然です。

だからといって、関税をかけて外国産作物の値段を上げることは、貿易摩擦を生み出してしまいます。

日本産の良い食べ物をを、丁寧に育てている方々が喜べる聖策とは。
僕は、新たに「農薬税」なるものを作ると良いと思っています。

使われている農薬の量に、税金をかけるのです。
すると、農家の方々もなるべく農薬を使わない工夫をしていくことでしょう。
さらに、ポストハーベスト(収穫後農薬)などを使う外国産は必然的に値段が上がります。
国産の農薬の少ない物は、税金が掛からないぶん安くなります。

何よりも、消費者の意識を変えることができるはずです。
農薬を使っていないものを選ぶようになり、それらがいかに美味しくて体に良いのかを体感していくことでしょう。
もちろん、病気も減っていくことでしょうね。

「農薬」「収穫後農薬」「食品添加物」などに税金をかけるようになっていけば、日本の農業の意義と役割がもっとはっきりしていくことでしょう。

さらに、そのような農業を進めている農家を支援するための、農協とは別とした第三組織を作ることも必要になってきますね。
今は、オーガニックにこだわる農家の方々がそれぞれ苦労して独自性を宣伝しなくてはいけませんが、そうなると同じように良いものを作っていても、宣伝が上手かどうかで売り上げも変わってしまいます。

国が主導で、これまでの農業を保持しながらも、自然農法を新たに育んでいくことも大切ですよね。









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