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韓国にて

韓国にて
韓国出張へ行ってまいりました。
美味しいお食事もいただきましたし、韓国の方々に手作りカレーを振る舞わせていただいたりも出来ました。
食文化は、本当に国によって、民族によって違うのだと痛感しています。

例えば、日本ではご飯を食べる時にお椀を手にとって口へ運びますが、韓国ではお椀を置いたままスプーンで救って口を近づけていきます。
少しの違いのように見えますが、韓国で日本の食べ方をすれば失礼になりますし、反対もまた同じことです。
挨拶では、日本では朝は「おはよう」昼は「こんにちは」夜は「こんばんは」というように、時間帯によって変わっています。
韓国では基本的に「アンニョンハシムニカ(安寧ですか?)」の一言です。

気候が違えば、食事の作法や生き方の気性も変わっていきます。
大陸続きだった国ゆえに、いつ他民族との衝突があるか解らない、防衛本能も強くなります。
日本は島国ゆえ、他民族との衝突はほとんど無く、戦があっても同族なので勝っても負けてもお互いが改めて一つのチームになることも出来ました。

韓国では、食べ物を少し残すことが作法になりますが、日本では残すことは無礼です。
でもそれもきっと、気候と風土から来ているのでしょう。
韓国では、一度にたくさん作ったものを、皆で分け合って食べます。
衛生面を考えて、唐辛子で味付けが濃くなっています。
さらに衛生上、料理はアツアツの熱を通したモノが多く、ご飯も石焼きであったり、鍋物も石鍋できます。
それくらい熱くして食べるので、お椀を持つ風習もなかったのでしょう。

これらはすべて、良い悪いではなく、個性です。
人と人とが個性を認め合うように、国と国とが個性を認めることが大切ですね。

歴史認識も同じです。
多くの日本人は、「韓国は過去に執着しすぎて間違っている。」と考えていることでしょう。
でも、「執着することも個性」と捉えられれば、一歩近づいて話し合うこともできます。

僕が感じた韓国という国のパワーは、
「能動的な和の構築」という力です。

日本もまた、和の国ですが、それは島国特有の「受動的な和」です。
八百万の神々のように、あらゆるものを受け入れ、特有の文化を創り上げられます。
韓国はまた、宗教で言えばキリスト教や、文化ではITの導入や英語の普及など、「優れたモノをすぐに取り入れよう」という意識が高いです。

結局言いたいことは、「文化が違えば、お互いの考えや作法が鼻についたとしても、それは個性であり尊重することで助け合い、力を合わせれば何倍もの力が創り上げられる。」ということです。

ということで、韓国に行かせていただきながら、少しずつでもお互いの良き部分を融合していけましたらと願っています。

グッドラック☆