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布施

布施
布を施す。
そう書いて、布施ですね。
昔々、もう何千年前も昔-。
修行僧達は山にこもり、一枚の布きれだけを羽織って生活していました。
それは、あらゆる者から身を守るため、寒さから、寝る時には地盤から、ある時は動物や虫の攻撃から、そのためには必須です。
命に等しいくらい、大切であったといえるでしょう。
なぜなら、身一つ以外は、布一枚だけが彼らの所持品であったからです。

自分にとって、最も大切なものを施すことを、「布施」といいます。
それは、このようなところから来ているそうです。

さて、お釈迦様がまだ解脱する前、さらには今生に生まれる前の前世の頃のお話。
彼はまだ、一人の修行僧であったといいます。
山奥で一人修行をしていると、そこに飢えて今にも死にそうな狼の一家がいたそうです。
母親はもう、棒きれのように細くなっていて動けず、赤子達はただ泣いているだけでした。
お釈迦様の前世だった彼は、崖から身を投げて、自らの死肉を家族に食べさせたといいます。
命まで投げうることはありませんが、布施とは、大切なものを与えることをいいます。

さて、財を与える「財施」、教えを説く「法施」、恐怖心をとり除く慰め「無畏施」、の三つの布施があります。
でも私たちは何も無くても、笑顔を与える「顔施」があります。
笑顔で相手の心を照らす。
それもまた、布施です。
あなたの笑顔で、今日も誰かが照らされますように。















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