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3次元と2次元と…。

3次元と2次元と…。
私たちは、3次元世界に生まれてきて、3次元世界の価値観で育ちます。
それは、肉体を持って生まれてきた宿命であり、命があるということは、微生物から植物から動物から霊長類に至るまで、ある意味での“肉体”を持っています。
肉体があるからこそ生まれるもの、それが「感情」です。
3次元世界とは、「肉体や感情」の世界観なのです。
肉体があるから、生きること病になること老いていくことなどの悩みが生じ、美しいや醜いなどの執着が起こり、起きて食べて眠ってなどの日常が生まれます。
仏の道では、「生きている一日は、死してからの1000年に勝る」という言葉があるように、生きているからこそ、感情があるからこそ学べることがたくさんあるのです。
赤ちゃんはまさに、肉体中心で生きているといえます。
だからこそ、お腹が空いたら泣きますし、眠たくなったら素直に泣いたり眠ったりします。
では、私たちが年を重ねるということは、次元が上がるということでしょうか?
下がるということでしょうか?
もちろん、人それぞれですが、下がる人も多いのではないでしょうか?

2次元世界の価値観は、「肩書やお金」の世界観なのです。
赤ちゃんは、お腹が空いたら泣きますが、お腹がいっぱいになれば欲しがりません。
しかし、多くの大人は、今、足りているのに欲しがります。
地位や名誉やお金を、です。
すると、奪い合いが生まれますね。
あなたは、人を判断するときに、どんな価値観で向かい合いますか?
人間性や人間力ですか?
肩書や年収でしょうか?
赤ちゃんは、ぬくもりや人間性を感じ取り、相手を判断します。
だからこそ、ノーベル賞をもらうよりも、赤ちゃんにべろべろバーをして笑ってもらえることのほうが、尊いことであり、次元としては高いことなのです。

素直な気持ちや感謝、そして裁かない心。
愛すること、受け入れること。
私たちは、赤ちゃんのときに持っていた気持ちを、忘れないで生きていきたいものですね。












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