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ゆっくり学びゆっくり大人になる

ゆっくり学びゆっくり大人になる
イノシシの幼少期を、ウリ坊と言います。
しま模様の姿は、自然の中で天敵から守るための保護色になるそうです。
ゆっくり育ったウリ坊ほど、賢くなると聞いたことがあります。
ゆっくり育つほど、成熟した時に多くの知恵を覚えられるそうです。
それは、私たち人間も同じ。

言い換えれば、人間ほどゆっくり成長していく動物は他にいませんよね。
馬は生まれた瞬間から立とうとしますが、人間は1年かかり、大人になるまで20年近くかかります。
だからこそ、豊かに育ちます。

僕は子どもの頃、たった一つの言葉を覚えるのに、とても長い時間がかかりました。
例えば、「友だち」。
その言葉の本当の意味を考えるために、何日も何日も考えたりします。
例えば、「勇気」。
例えば、「愛」。
「自由」、「平和」、「希望」とか、たった一つの言葉を覚えるのにも、長い時間がかかりました。

だから良かったなと、今、強く感じています。
それがあったからこそ、一つの言葉に、愛着を持つことができます。

辞書やインターネットですぐに覚えることができる社会です。
使い捨てのように、情報があふれ、言葉が通過していきます。
果たして、そこで何を得られるのだろう?

たった一冊の本を、何日も何年も読みふけり、何かを学んでいた時代。
何気ない風景に、いくつもの美しいものを見出している人の心。

ゆっくりだからこそ、根っこが大きく育つような成長を、素的だと思います。












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