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ソドムとゴモラの村のお話

ソドムとゴモラの村のお話
「衣食足りて、礼節を知る。」という言葉は、必ずしもそうとは限りません。
現代に生きる私たちは、数百年前よりも、誰もがその数倍もの衣食に満ち溢れています。
それでも、礼節は疎かになるばかりです。
本当の礼節は、すべてを失ったとしても、人を愛せる心の中に在ります。
正しく素直に生きる、正直者のことを言います。

ソドムとゴモラの村人たちは、衣食に溢れる暮らしをしながら不平を言い、貧しい人に施すこともなく、それ以上の欲に走りました。
風紀は乱れ、誰もが欲望に溢れ、高慢な生き方をしていました。

見かねた神ヤハウェは、村を滅ぼそうとします。
預言者アブラハムは、「正直者が50人いるかもしれないのに、滅ぼすことはあり得ません。」
とヤハウェに問いました。
「では、正直者が50人いれば、滅ぼしはしない。」と、ヤハウェは答えます。
「ちりあくたのような私ですが…」と前置きをしながら、アブラハムはヤハウェに交渉します。
「正直者は40人かもしれません、30人かもしれません、20人かもしれません…」と。
最後にヤハウェは、「10人の正直者がいる限り、滅ぼさないでいよう。」と言いました。

ヤハウェは天使を送り、村の様子を探らせました。
ロトとその家族をのぞいて正直者はおらず、誰もが高慢で欲深い生活をしている現状でした。
結局、ロトとその家族は天使の導きで助かり、村には火炎が降り注ぎ滅びました。
ロトはその後、子孫を生み、それが今のヨーロッパの民族の原型の一つであると考えられています。
その遺跡と思われるものが、ヨーロッパの死海南部に見つかっています。
紀元前3000年頃の小惑星の爆発による隕石の落下が、ソドムとゴモラの村の話であると、科学的には言われています。

このお話は、2つのことを表しています。
1つは、正直者がわずかでもいる限り、世界は滅びないということです。
今こうして、世界が保たれているのは、日常を大切に生きる正直者があらゆる町で普通に暮らしているからです。
2つ目は、たとえ滅んだとしても、正直者が1人でもいる限り、世界はまた甦るということです。

今日も世界が安泰であるのは、あなたが正直者でいてくださるからです。
だから、ありがとうございます。









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