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グレイス主義

グレイス主義
資本主義の原点は、今からもう、6000年程前にさかのぼります。
物々交換を越えて、共通の価値観のあるものを媒介にした流通の始まりが、資本主義の始まりとも言えます。
共通の価値観のものは、地域や国家によって違いが少しありました。
例えば、「塩」です。
古代ギリシアでは、塩が御給金の代わりに配られましたので、「サラリー(給料)マン」の語源は「ソルト(塩)」なのです。
その他、きれいな模様の貝殻も価値がありましたので、流通媒介(貨幣)の代わりに使われました。
だから今でも、「買」や「購」など、お金に関する漢字には「貝」が使われていたりします。
日本では米が、時には鰹節が流通媒介になることもありました。
多くの人にとって共通の価値のあるもの、それが貨幣の始まりです。

その中で、絶対量が限られていて、価値も劣化することが無く、人々の心を引きつけて止まないものがありました。
それが、「金(ゴールド)」です。
金は、劣化することもなく、加工次第でどんな芸術品をつくることも可能です。
古代から、エジプトでも、ヨーロッパでも、中国でも、日本でも、南米でも、世界中の人がそれを欲しがりました。
現在の貨幣も、元々は、金との交換チケットが始まりです。
言い換えれば、金の保有量が、紙幣の根源価値とも言えます。

でもね、どれだけ金を持っていても、幸せとそれとは、まったく別のものです。
そして、死んでいくときには、何一つ持っていくことはできません。
私たちの、本当の幸せや、死ぬときに想う、生きていた時の価値観は、心の中にあります。
心の中は、目には見えません。
目には見えない、「愛」とか「優しさ」「生き甲斐」や「誇り」、それらこそが本当の財産かも知れませんね。
「後悔」や「反省」ですら、良くなろうとする向上心の表れだとすれば、とても大切な宝石のような財産です。

それらを、本当の財として、富として、全人類の共通認識における時代-。
それが、「グレイス主義」です。

通帳に書かれている預金残高も、必要なものです。
土地の権利証にも、意味があります。
経歴や学歴、地位や名誉も、あって無駄なものはありません。
ただ、優先順位が、少しだけ変わっていくことでしょう。
昔は、金がいくらあっても、米が無ければ生きれないので米のほうが価値がありました。
昔の人に、ダイヤモンドが米よりも価値があるなんて話しても、聞く耳を持ちません。
それと同様に、時代が変われば、人間にとっての共通認識は変わり、価値観が変わります。
生きる指針が変わり、人生で目指すものが変わってきます。

地球はもう、全人類を賄えるだけの豊かさを誇っています。
奪い合う必要はもう、どこにもありませんよ。
そろそろ、新しい時代に入っても、良い頃ではないでしょうか?


















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