優しさとは

優しさについて考える。

僕はそれは、「想像すること」だと想います。
相手が今、どう想っているのか。
こんなことをしたら、こんなことを言ったら、相手はどう想うのか。
一人一人、感性は違うから、答えはとても難しいものです。
優しい人ほど、陰徳を重んじます。
だから時に、優しい人ほど誤解されたり怖がられたり、理解されずに傷つくこともあります。

優しい人は、優しい人に出逢うことで、救われます。
相手の優しさに気付けることも、大きな優しさなのだと想います。

例えば、僕はもしも子供ができたら、携帯電話もパソコンも、ある程度の年齢になるまでは使わないようにすると想います。
コンピュータは、ボタン一つで答えが出てきます。
電話だって、話すことができればすぐに答えが出てしまいます。
僕は、話せない時間も大切だと思っています。
人間には答えが出ないことの方が多いということを、幼少の頃にしっかりと身に付けていていただきたいんです。

心という、目に見えないものが最も偉大なこの世界の中で。
子ども達には、それを観ようとする力を身に付けていただければ、幸いです。

きっと、何千年も昔の人は、夜空の月や星を見て、遠く離れた人の気持ちを思い返していたことでしょう。
現代でもそうです。
誰かを想い、胸が苦しくなる。
そんな時間を過ごすことで、人の気持ちを想う想像力は鍛えられるのではないでしょうか。

最近、僕も数字や大きさといった、目に見えるものを追いかけていたように想います。
その間に、いくつもの忘れ物を、どこかにしてきたようです。
また一つ、スタートラインです。
今年は、一歩目から始めたいと想います。

今夜も最善最良をお祈りしています。


PS
遠く離れている人へ。
言葉は無くても、想像しています。


何もできなくて、ごめんなさい。











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