慈悲について

昔からずっと、この言葉の意味が分かりませんでした。
「慈悲」。

慈しみと、悲しみ。
2つの言葉は、相反するものだと想っていました。
辞書や、ウィキペディアで調べるのは簡単ですが、言葉で知っても、心で解ることができませんでした。

今日は、悲しみというものの良さについて考えていました。

光が輝くほどに、闇は濃くなります。
闇が濃いほどに、光は輝きます。

悲しみを多く抱けるほどに、慈しみが生まれます。
慈しみ生む人ほど、悲しみを抱くことができます。

そう考えると、慈悲という言葉ほど、しっくりくるものはありません。

慈しみとは、人の悲しみを抱くことでもあります。
それは、悲しみを愛せるということです。
悲しみを愛せるということは、悲しみを哀しめるということです。

人の不幸を哀しみ、人の幸せを喜べること。
そんな人間になれたらステキですね。

そんなあなたに憧れます。