ナイト ジャーニー

午前3時15分-。

本日2度目の郡上までの往復をしてきました。
心を鍛えるため、何かをお伝えできる自分になれますように、今日は座禅の修行に行ってきました。
東京から帰り、車を飛ばして15時からの日帰り参加です。
どうしても、21時までに帰らなければいけなかったのですが、帰宅して気付いたのは、パソコンごとバックを郡上の合宿所に忘れてきたことです。

1日に2度、往復5時間を体験するとは想ってもいませんでしたが、これもお導きの旅の始まりです。

買ったままに棚に入れて閉まっていたＣＤを発掘。
宝の山に埋もれていた歌と出逢う旅です。
歌と出逢うということは、それを聴く自分と出逢うということでもあります。
そこで新しく生まれる感情は、新しい自分との出逢いそのものです。

ＣＤを10枚、車に乗せて。
酵素ドリンクをペットボトルに詰め込んで。
夏の終わりを告げる夜のドライブの始まります。

刺激的な歌が次々と響きます。
静かな夜の道と、少し音のでかい曲の音色がシビれます。
クラシックからＪ‐Popまで、中でも今夜のヒットは「ブランキージェットシティ」でした。
とりわけ、戦場を歌った曲が、強く胸に響きました。

悪も正義も、そこに人の心があるから存在するのかもしれません。
勝てば正義にもなりますし、負ければ悪と称されることもあります。
だから勝たなければいけない、という論理は存在しません。

買ったからとか、負けたからとか、本当の正解はそこにはありません。
この世には、勝ち組も負け組もありません。
生きていることそのものに意味があり、すべての存在が互いを支えあっているのです。
そう考えると、何よりも、優しいということが、愛しく想えます。
究極の優しさは、優しさに気付けることではないでしょうか。

そんな哲学者を気取れる時間を、忘れ物が僕にプレゼントしてくれました。

もう一つのプレゼントは、僕が合宿所に着いたときです。
夜中の１時に着いたのですが、幼馴染が待ってくれていました。
彼は、合宿所で寝泊まりして修行をしています。
「ちょうど、お手洗いに目が覚めたんだ」
そう言うと、用意していた抹茶を入れ、お菓子と共に手前に出してくれました。


ほろ苦い風味を口に残して、目が覚めて車に乗り込みました。
ずっと、新しい商品のアイデアを考えていました。

ジョンレノンが、ギター１本で世界平和を目指したように、
シャンプー１本で世界平和を目指すことを考えています。

アイデアは、生まれました。
いつか、今日の忘れ物が、とっても意味のあるものだったと振り返る時が来ますように。

おやすみなさい。
明日もグッドラックです。


PS
そろそろ秋の足音が聞こえます。
布団は掛けましたか？
寝冷えしませんようにね。