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弁当の日

弁当の日
不定期連載をしておりました、「感動は心の栄養シリーズ」ですが、いくつものご要望をいただき復活させていただくこととしました。
ちょっとした一言が、あなた様の少しでも心の安らぎになれば幸いです。
【弁当の日】
香川県のお話-。
一人の小学校の校長先生が
「生徒がお互いに自分で作った弁当をもちより、それをみんなで食べる」という「弁当の日」を始めました。
その「弁当の日」を卒業した最初の六年生に贈った言葉です。
今、「弁当の日」は全国540校以上に広がっています。
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「親は決して手伝わないでください」
で始めた“弁当の日”でしたが、どうでしたか。

食事を作ることの大変さが分かり、
家族をありがたく思った人は優しい人です。

友達や家族の調理のようすを見て、
技を一つでも盗めた人は、自ら学ぶ人です。

こまやかな味の違いに調味料や隠し味を見抜いた人は、
自分の感性を磨ける人です。

旬の野菜や魚の、色彩・香・触感・味わいを楽しめた人は、
心豊かな人です。

一粒の米・一個の白菜・一本の大根の中にも「命」を感じた人は、
思いやりのある人です。

食材が弁当箱の納まるまでの道のりに、
たくさんの働く人を思い描けた人は、想像力のある人です。

自分の弁当を「おいしい」と感じ、「うれしい」と思った人は、
幸せな人生を送れる人です。

シャケの切り身に、生きていた姿を想像して、
「ごめん」が言えた人は、情け深い人です。

登下校の道すがら、稲や野菜が育っていくのを嬉しく感じた人は、
慈しむ心のある人です。

“弁当の日”で仲間が増えた人、友達を見直した人は、
人と共に生きていける人です。

家族が手伝ってくれそうになるのを断れた人は、
独り立ちしていく力のある人です。

「いただきます」、「ごちそうさま」が言えた人は、
感謝の気持ちを忘れない人です。

家族が揃って食事をすることを楽しいと感じた人は、
家族の愛に包まれた人です。

滝宮小学校の先生たちは、
こんな人たちに成長してほしくって2年間取り組んできました。
おめでとう。
これであなたたちは、“弁当の日”をりっぱに卒業できました。
〜〜〜〜〜
今、お弁当の日をはじめた竹下先生は、中学校の校長になっています。

何を食べるかよりも、大切なことは誰と食べるかですね。
そして、どんな気持ちで食べるか、ですね。
優しさや感謝に気づける、そんな心と体でありたいものです。
心せわしい時期ですが、お体を大切にご自愛して下さいませ。
今日もあなたとあなたの大切な人が、幸せでありますように。

ジェンティ株式会社
小澤頼仁

PS
今度、おにぎり作りますね。
丘の上で食べましょう。
塩味の利いたやつ。