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ツリー

ツリー
お久しぶりです。
きっと、あなたはお元気でお過ごしのことでしょう。
東北からの出張から帰ると、3キロくらい体重が増えているので昨日は2時間ほど走りました。
夜の町を越えて海まで走っていると、自分との会話が始まります。
「今日は良かったね」
「あの人にありがとうって言いたいね」
「こんな時、どうすれば良かったんだろう」
「あの時、何て言えば良かったんだろう」
そんなことばかり考えていると、とても日記を書きたくなりました。

日記って、自分自身を見つめるってことなんだと想います。
今の自分が考えていること、大切に想っていること、
誰かに伝えたいこと‥
そんなことが、ゆっくりとした一人の時間の中で湧いては生まれてきます。
嬉しかったのは、遠く離れた町にも、この日記を楽しみに待っている人がいるというのを知ったことです。
「僕もまだまだ、生きている価値があるな」って想えます。

学生時代に大好きだった漫画で『人間交差点』といのがあり、その中に「ツリー」というお話があります。
主人公は、30代半ばの大手企業バリバリのサラリーマン。
蒸し暑い8月のある日‥
オフィス街のベンチで腰掛けるサンタクロースの話を聞きます。
優しく、迷っている人、困っている人にプレゼントを渡す「夏のサンタ」の話です。
仕事に終われる日々の彼は、メルヘンで幼稚なその話に生理的な嫌悪を受けました。
冬が来てクリスマスの夜‥
その日も彼は、残業で深夜まで追われています。
「俺は今まで何を追い求めていたのだろう?」
ふと、空虚な気持ちが、彼の心をよぎります。
すると、目の前にサンタクロースが座って微笑んでいます。
「人間しょせん、自分しか愛せない。
だからこそ、人を愛さずにはいられない」
「抱きしめておやり、自分を抱きしめるように、
大切な人を抱きしめておやり」
サンタはそう言うと、すっと消えました。
その言葉は、自分自身を見失っていた彼の心を溶かしました。
サンタクロースのプレゼントは、「今・この瞬間」だったのです。

僕はこの話が好きで、今までに100回くらいは読んでいます。
小学校5年生の頃から、僕は変わっていないなあって想います。
あまりに幼くて、弱くてどうしようもなくて。
サンタさんになりたいって夢、あの頃のままです。

PS.
これから毎晩、つれづれなるままに日記を書こうっと。
誰かに「おやすみなさい」を言うような、
寝る前の日課にできたら幸いです。
おやすみなさい。
良い夢を☆