ビリになるためにかけっこ

有機炭素温熱器やホルミシスをはじめ、健康に「天優しく肥ゆる秋」です。
しょうゆうことです。
≪感動≫心の栄養のおすそ分けです。
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「ビリになるためのかけっこ」
ある年の秋、地方の刑務所で、囚人たちのスポーツ大会が開かれました。
このスポーツ大会は、囚人たちの家族も招待される特別な行事でした。
長い間お互い会うことができなかった囚人たちと家族たちにとって、このスポーツ大会は特別な意味がありました。
～ 中略 ～
それぞれの競技が終わり、残るはその日のハイライト、『親孝行観光旅行』だけとなりました。
それぞれの親をおぶって運動場を一周する「親孝行競走」です。
ところが参加者がスタート地点に集まると、にぎやかだった会場は急に静まりかえってしまいました。
囚人服を着た選手たちは、スタート位置につき、その背中を両親に向けてかがみました。
「位置について、よーい、どん」
スタートの合図が聞こえてきました。
でも、全力で走る囚人は、ひとりもいません。
涙を流しながら、背中越しに息子の涙を拭く母親・・・・・・。
息子のやつれた背中を見て、どうしてもおぶさろうとしない父親・・・・・・。
会場のあちらこちらから、すすり泣く声が聞こえてきました。
競走だというのに、誰もが少しでも遅くゴールしようとする変わった競技になりました。
そしてそれが不思議な感動と共感を呼んだのです。
囚人たちが望んでいたのは、一番になることではありませんでした。
少しでも長く、母親や父親をおぶっていたい、ただそれだけだったのです。
韓国の実話・・・BOOK『世界でいちばん大切な思い』より
忘れがちな、今この瞬間の素晴らしさを、大切にして生きたいものですね。
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誰かの笑顔のために、今日もがんばるあなたがステキです。
何かを特別にするでもないけど、いるだけで人の足元を照らすあなたが素晴らしいです。
今日も最善最良です。
ＰＳ．
位置について、よーイ！
しょうゆうことです。