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子どもにスマートフォンよりも大切な時間を与えること

子どもにスマートフォンよりも大切な時間を与えること
最近、多くの親御さんからのご相談の中に、
「子どもに携帯電話やスマートフォンを持たせるべきか?」
というものがあります。

もしも、僕に子どもがいれば、なるべくなら16歳くらいまでは持たせないでいます。
子どもの頃に学べる、大切なものがあります。
それは、「不便」や「想像力」、相手を思いやる気持ちや、やきもきとして悩める時間です。
不便だから、足ることを知り、些細なものごとに感謝できることを学べます。
すぐに答えがわからないから、壮大な想像力を得られます。
今頃、あの人はどうしているのだろうか?
元気かな?
風邪でも引いていないかな?
一人で悩んでいないかな?
そんなことを、やきもきしながら想像することこそ、優しさを育む大切な時間です。

20年前の世界と比べて、圧倒的に私たちは、一人でぼんやりと考える時間を失いました。
もちろん、僕もその一人です。
答えがすぐにわかるから、簡単に手に入ることに満足します。
悩む時間さえもったいなく思い込み、溢れる情報をただ追いかけようとします。

黄昏や退屈を味わえる人こそ、本当の豊かな人間であると思います。
子どもの頃のそんな時間が、今振り返れば掛け替えのない財産になっています。

どうぞ、「黄昏で退屈で不便でつまらなく悩み深い」そんな大切な時間を奪わないでくださいね。
一生の宝物は、何も持っていないからこそ手に入れることができるんです。
子どもはもちろん、本当は大人だって同じはずです。

何もなくても幸せで、穏やかで緩やかな時間の中にこそ、人間の本当の営みがあります。
世界にはたくさんの宝物が溢れています。

黄昏や退屈を、楽しめる大人になりましょう。
子どもたちに本当の豊かさを、背中で教えられる大人になれたら幸いですね。





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