生きねば

「生きている限り、可能性は100％あるんだ。」
子供の頃、どこかで知った言葉です。
僕がしているお仕事は、この言葉に集約されています。
生きていることがすべての答えではないが、生きている間は生きていることを望みたい。
僕は、人の健康を願って、少しでも長く生きて、生きている時間は健康でいていただきたいと思っています。
その健康も、心が平安であって、体が機能的であるという、心身の揃ったものであってほしいと思います。
もしも死が、悪いことであるのなら、すべての人生のゴールはアンハッピーエンドになってしまいます。
生きることを、切に思うことができれば、どんな死であっても美しくなれるはずです。
だからこそ、命に執着しましょう。
死ぬことを恐れるのではなく、死ぬことを美しいものとするためにも。

6月17日発売の「風立ちぬ」という映画の、最後の言葉です。
「君は生きねばならん。
その前に、寄っていかんか？　良いワインがあるんだ。」
主人公は最愛の人を亡くし、友がかけた言葉です。
一瞬の中に永遠があり、一瞬を愛する中に人生の意味があると、彼らは知っていたのでしょう。
遠く、90年前、まだ、日本人が戦争を受け入れなければいけない時代でした。

人は、生きねば、ならないのです。















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