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ありがとうとごめんね

ありがとうとごめんね
ありがとうと、ごめんねを、繰り返して僕ら、人恋しさを積み木みたいに乗せてゆく。
ありふれた時間が愛しく想えたら、それは愛の仕業と小さく笑えた。

ミスターチルドレン「サイン」

その昔、ありがとうとごめんねに、区別はありませんでした。
共に、相手を敬い、自分自身の頭を下げたいどうしようもない気持ちを表現する、尊大な言葉でした。

例えば、あなたが何かをしてもらった際、「すみません」「ありがとうございます」の、どちらかを言うかもしれません。
例えば、誰かに救われた際、「ありがとうございます」「すみません」の、どちらかを言うかも知れません。

それは、「ありがとう」も「ごめんね」も、同じように相手に頭を下げる言葉だからです。
お礼の際に「すみません」と言うこともあります。
「こんな私に、そこまでしてくださって有難い」
謝りを感じると書いて、感謝です。

2つの言葉は、相反するようで、同じように相手を受け入れ、認め、許し、下座の心を持つからこそ生まれてくる言葉です。


PS
あの日言った「ごめんなさい」。
今なら、「ありがという」と言えるかも知れません。