Neo Univerce

夢を見ました。

天使がいっぱいいて、星を囲んでいます。
その星は、木々も花も水も豊かな星…
でも、ほんのわずかな人のエゴが、いつしか星の寿命を終わりに導いていました。
燃え上がる炎、絶えてゆく命たち。
その周りを天使たちが囲み、出来る限りの吐息を吹いて、火を消そうと必死でいました。

世界が終わるまで、あと10秒のカウントダウン。
10、9、8、7、
天使たちは息を吹き続けています。
逃げることなく、顔を真っ赤にして。
夢の中では、僕もその中の一人です。
6、5、4、3、
逃げていく天使も出てきました。
それでも、残った天使は息を吹き続けています。
2、1…
最後の1秒になった瞬間、奇跡は起こりました。
一番小さな天使が吹いた息が、顔を真っ赤にしながら吐いた息が、炎を消し始めたのです。
そして、順々に天使たちの息が炎を消していきました。
すべての炎が消えると、天が大地を照らし始めました。
しばらくすると、星はまた、木々と緑と水に包まれていました。

すると、蘇った空と大地は、以前にもまして輝きをもっていました。
その光輝く星で、生命は優しく暮らし始めました。

夢の間、本当に死んでしまうんじゃないかと想い、目が覚めると汗をぐっしょりかいていました。
想いました。
この夢は正夢だって。


ネオユニバース。
新しい世界が始まる。