差をとり除くとは、そのままを受け止めること

子どもがいました。
泣いているそのわけは、子猫が死んだことでした。
大人は言いました。
「子猫はね、お星さまになったのよ」
子どもは、悲しみを忘れ、次の日から元気になりました。


別の子どもがいました。
泣いているそのわけは、子猫が死んだことでした。
別の大人は言いました。
「子猫はね、死んでしまったのよ。
でもね、私たちも死ぬの。お父さんも、お母さんもね。
命のあるものは、いつか死んでしまうものなの。
それが、生きているということなの。」
子どもは、ショックを隠せませんでした。
何日も続けて泣いていました。

しばらくして、子供は泣くのをやめました。
死を受け止めれるようになった時、命の大切さを知っていました。
彼はやがて、命を助けることができることを目指し、大人になった今…
彼は今………。


解釈をすることもなく、ただそのことを、そのまま受け止めることは、つらいことです。
でも、だからこそ人はそこから学べるのです。
人の心の痛みや、苦しみをそのまま受け止めるからこそ、
人にやさしくなれるのです。


だから、今日も
Do My Best