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梅雨の晴れ間の風に

梅雨の晴れ間の風に
「美沙、将来お父さんと結婚したいの。」
小学校4年生の娘が言いました。
「美沙、ゴメンね。お父さんは、お母さんと結婚しているから美沙とは結婚できないんだ。」
「だったらもしも、美沙とお母さんが同じ歳で、同じ時期にお父さんと出逢っていたら、お父さんは美沙と結婚してくれたの?」
「美沙、ゴメンね。お父さんは、それでもお母さんを選んでいたよ。それは、相手が美沙だからとか、誰かと比べてどうだとか関係なく、お父さんは必ずお母さんを選んでいたんだ。」
「じゃあもし、生まれ変わって、その時にお父さんに出逢ったら、お父さんは美沙と結婚してくれるの?」
「美沙、ゴメンね。お父さんはきっと、またお母さんと出逢うと想うんだ。そしてまた、お母さんを選ぶと想う。
でもね、安心してね、美沙。
美沙にも必ず、この人しかいない!っていう相手にめぐり合うんだよ。
美沙がお父さんを好きでいてくれているのは、本当に嬉しいことなんだよ。世界で2番目に大切な人だから。
そして美沙は、美沙のことを世界で一番大切に想ってくれる人に必ずめぐり合う。
美沙、大好きだよ。」
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これは、僕のサラリーマン時代の先輩が、娘に話していた実話です。
その先輩はいつも、子供たちに話していました。
「優しさよりも強いものはない。」
「地位や名誉やお金以上に、仲間は大切だよ。」
「たとえ、世界中のすべてを敵にまわしても、たった一人の仲間がいれば人は強くいられるんだ。」
「確かに、自分の子どもは大切だけど、他人の子どもだって同じくらいに大切だ。そこに、あまり差を作ってはいけないんだ。」
「たった一度でも、飯を一緒に食ったり、腹を割って話したなら、家族みたいなものだろ。だったら、そういう人は、大切にして当たり前だ。」
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僕はその家で子供たちに、たま~に、家庭教師をしていました。
一番教えられたのは、僕自身でした☆
PS.
今、新幹線で岡山まで☆
ぽ~ぽぽぽぽぽぽ~~っぽ!
今日もあなたの街に優しい風が包んでいます☆