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「1941年12月8日」

「1941年12月8日」
今朝、カレンダーを見たときに
ふと気づきました。
84年前の今日-。

1941年12月8日。

この日は、日本にとって、
そして世界にとって、
決して忘れることのできない日です。

太平洋戦争が始まった日。

当時の空気は、いま生きる私たちには
とうてい想像しきれないものだったと思います。

今は情報が溢れ、
世界中の出来事が数秒で届きますが、
当時の人たちは、
**「国の決断」**を信じ、
「家族」「故郷」「未来」を背負いながら、
ただただ前を見て生きていました。

国を想い、
家族を想い、
誇りと不安を同時に胸に抱え、
多くの人がそれぞれの場所で祈り、
動き、耐え、選び続けた時間。

私たちが今、
自由に言葉を発し、
好きな食べ物を選び、
誰と繋がり、
どんな未来を描くかを選べることは──

偶然ではなく、
過去の誰かの“想い”の上に存在しています。

戦争を肯定するためではありません。
憎しみや悲しみを継ぐためでもありません。

ただ、
忘れないこと。

それは、
“同じ過ちを繰り返さないための学び”であり、
同時に、命のバトンを受け継ぐ者の礼儀だと思うのです。

もし、あの日を生きた人に
今こう尋ねたら──

「あなたが願った未来は、今ここにありますか?」と。

胸を張って
「はい、あります」と言える世界を
私たちは創れているでしょうか?

便利さと引き換えに、忘れてしまった大切なもの。

速さを求める代わりに、失われていく心の温度。

自由を手にした代わりに、曇ってしまった目の透明さ。

歴史は教科書ではなく、“問い”です。

そして12月8日は、
その問いが静かに私たちの心を叩く日。

どう生きたいか。
何を大切にしたいか。
未来に何を渡すのか。

その答えは、誰かではなく、
私たち一人一人の中にあります。

今日という日を、
ただ過ぎていく日ではなく、

「想いに灯りをともす日」

として過ごしたいと思います。

亡くなった無数の命に、戦い抜いた人々の祈り…
心からの感謝と、静かな黙祷を込めて。
「愛如(あいにょ)」









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