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もののけ姫

もののけ姫

タタリ神に矢を射った時から、もう決めていた。
東に旅立とう。
この運命を捧げ、大地と森のぬくもりの中で歩みを進めよう。
そうして自らの命を、全うしてみよう。

森の中で生きていた私にとって、大自然ほど美しいものはなかった。
風に揺れる葉、陽光にきらめく樹々、朝露に濡れる大地の雫、そして野生に暮らす生き物たちは命の荒々しさにあふれ、私はその猛威にひれ伏すしかできなかった。

そんな時、そなたが現れた。
動物たちを守ろうと人の群れと戦い、傷つき倒れるしかなかった。
「生きよ。そなたは美しい。」
野生の生き物に、もしくはもののけに育てられたという命は、タタラ場で生きる私たちにはない猛威があった。

その生きるため、生きようとするための猛威こそ、私にとっての美しさであった。

森を破壊することは、私たちの命を破壊していことと、なぜ気付かないのか?
森とともに生きる暮らしに、真実の豊かさがあるとなぜ気付かないのか?

シシ神は死なない。
生と死と、二つをもって生きておられるのだから。

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はりつめた弓の 震える弦よ
月の光にざわめく お前の心
とぎすまされた 刃の美しい
その切っ先によく似た そなたの横顔

悲しみと怒りに潜む
誠の心を知るは 森の精
もののけ達だけ
もののけ達だけ